1989年5月に発売した2代目。北米での輸入関税が変更されて2ドアのメリットが無くなったため、この代から実用性の高い4ドアボデーも設定。小型ピックアップトラックの「ハイラックス」をベースとすることには変わりはないが、初代がトラックの荷台にFRP製キャノピーを載せるという成立ちであったのに対して、一般的なスチール製一体のワゴンボデーに変更し、乗用車感覚の室内空間とした。

車種構成は「ワゴン」主体とし、「バン」は4ドアのディーゼルエンジン搭載車のみを用意。エンジンは2リッターのガソリン、2.4リッターのターボ　ディーゼルと2.8リッターのディーゼル（バン専用）の3機種で、トランスミッションは5速MTまたは4速AT。リヤサスペンションは、リジッドアクスルのまま、リーフスプリングに代えてコイルスプリングを用いた4リンク式に変更し、走行安定性や乗り心地を向上させた。

2WDから4WDモードへと自動的に切り替えるADDシステムを全車に標準装備とした。1990年8月、V6 3リッター　ガソリンエンジン、1993年8月、3リッター　ディーゼルターボエンジンを追加した。